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IHI
|略称 = IHI、石播
|国籍 =
|郵便番号 = 135-8710
|本社所在地 = 東京都江東区豊洲三丁目1番1号 豊洲IHIビル
|電話番号 = 03-6204-7800
|設立 = 1889年(明治22年)1月17日
|業種 = 機械
|統一金融機関コード =
|SWIFTコード =
|事業内容 = 建設機械・航空機
|代表者 = 代表取締役社長兼CEO 釜 和明
|資本金 = 957億62百万円
|売上高 = 単独6,599億円 連結1兆2,348億円
(2007年3月期)
|総資産 =
|従業員数 = 6,864名(2007年3月現在)
|決算期 = 3月31日
|主要株主 =
|主要子会社 =
|関係する人物 = 土光敏夫
稲葉興作
永野治
碓井優
|外部リンク = http://www.ihi.co.jp/
|特記事項 =
}}
株式会社IHI(かぶしきがいしゃ アイエイチアイ、''IHI Corporation'')は、重工業を主体とする製造会社である。本社は東京都に所在する。旧社名は石川島播磨重工業株式会社。2007年7月1日より、従来略称として用いてきたIHIを正式社名に変更した。
元来独立系の企業だが、旧石川島重工業の社長だった土光敏夫が、三井財閥|三井系の電機メーカーである東芝の再建に関わって以来、東芝と密接な関係にあるため、三井グループを構成する二木会(社長会)及び三井業際研究所(二木会直轄のシンクタンク)に加盟している。一方、旧石川島重工業と旧第一銀行とのつながりからみずほフィナンシャルグループの大株主であり、メインバンクはみずほコーポレート銀行である。さらに旧播磨造船所と旧三和銀行とのつながりから三菱東京UFJ銀行とも接点を持つ。コーポレートスローガンは「Explore the Engineering Edge」。
沿革
旧石川島重工業
*1853年 - 石川島造船所、江戸幕府により江戸隅田川河口の石川島(現在の東京都中央区 (東京都)|中央区佃二丁目)に創業。
*1876年 - 平野富二に払い下げられる。
*1877年 - 民間造船所として日本初の蒸気船「通運丸」を建造。
*1889年 - 有限責任石川島造船所設立。
*1896年 - 国産1号火力発電設備を製作、東京電灯(株)へ納入。
*1893年 - 東京石川島造船所株式会社に改組・商号変更。
*1911年 - 東京中央停車場(現・東京駅)の鉄骨を製作、組立。
*1918年 - 第一次世界大戦での船舶特需によりばく大な利益を得、これを自動車分野に投資し、英国ウーズレー#日本のウーズレー車|ウーズレー自動車の製造販売をおこなう。提携は1927年まで継続。以降は車名を「スミダ」とするが車両自体はウーズレーのままであった。自動車部門は1929年、石川島自動車製造所として独立。のちヂーゼル自動車工業、いすゞ自動車と変遷をたどる。
*1924年 - 石川島飛行機製作所を設立。のちに立川飛行機となる。
*1945年 - 石川島重工業株式会社に商号変更。
*1945年 - 日本初のジェットエンジン「ネ−20」を製作。
旧播磨造船所
*1907年 - 播磨船渠株式會社設立。兵庫県相生(現在の相生市)に船渠建設開始。
*1909年 - 播磨船渠株式會社解散。この年に起きた建設中の事故により船渠が崩壊し、出資者が事業意欲を失った事が原因とされる。
*1911年 - 播磨船渠合名會社設立。旧社の事業を引き継ぐ。
*1912年 - 相生船渠完成。播磨造船株式会社に改組・商号変更。
*1916年 - 株式会社播磨造船所(第一次)に商号変更。
*1918年 - 帝国汽船株式会社と合併。鳥羽造船所(三重県)と共に同社の造船部となる。
*1921年 - 帝国汽船、造船部を株式会社神戸製鋼所に営業譲渡。神戸製鋼所造船部となる。
*1929年 - 株式会社播磨造船所(第二次)、神戸製鋼所から分離設立。この時、造船部傘下の鳥羽電機製作所(のちの神鋼電機)は、神戸製鋼所に残る。
旧呉造船所
*1945年 - 株式会社播磨造船所、旧呉海軍工廠跡に呉船渠開設。
*1952年 - 米ナショナル・バルクキャリア(NBC)、旧呉海軍工廠跡に呉造船部開設。
*1954年 - 株式会社呉造船所、播磨造船所から分離設立。
*1958年 - 世界初の10万トン級タンカーユニバース・アポロ就航。
*1962年 - NBCから同社呉造船部の営業譲渡を受ける。
石川島播磨重工業・IHI
*1960年 - 石川島重工業株式会社と株式会社播磨造船所が合併し石川島播磨重工業株式会社となる。*1966年 - 世界初の20万トン級タンカー出光丸就航。
*1968年 - 石川島播磨重工業株式会社、株式会社呉造船所を合併。
*2000年 - 川崎重工業・三井造船と官公庁船分野を除く船舶・海洋事業の業務提携を締結。
*2000年 - 日産自動車から宇宙航空事業・防衛事業を譲受。(→アイ・エイチ・アイ・エアロスペース)
*2002年 - 臨海地区開発の影響で東京第1工場(豊洲)を閉鎖。業務は横浜第3工場に移管。
*2002年 - 船舶・海洋事業をアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドに分社化。
*2003年 - 新潟鐵工所から原動機事業(新潟原動機)、運搬機事業(新潟トランシス)を譲受。
*2006年 - アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドを完全子会社化。
*2006年 - 本社を千代田区大手町 (東京都)|大手町二丁目から江東区豊洲三丁目に移転。
*2007年 - 橋梁談合事件|橋梁工事をめぐる談合事件をうけ、国土交通省より建設業法に基づき45日間の業務停止命令を受ける。
*2007年 - 社名を株式会社IHI(英文社名:IHI Corporation)に変更する。
*2007年 - 2007年3月期の有価証券報告書が上場廃止基準である虚偽記載に当たる可能性があり、東証監理ポストに指定される。
製品
総合重工という業態から、取扱製品は多岐に渡る。詳しくは同社ウェブサイト内の製品案内を参照。同業他社と比べると、日頃から目に触れるような一般民生品や耐久消費財が少ない。大きくは5つの事業セグメントに分かれる。*船舶・海洋事業
: - アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(下記参照・横浜、浦賀)、
: - アイ・エイチ・アイ アムテック(相生)
*航空・宇宙事業
: - 相馬第一・第二工場(福島県)、瑞穂工場(東京都)、呉第二工場(広島県)
*機械事業
: - 横浜第二工場、愛知工場、呉新宮工場(広島県)
*物流・鉄構事業
: - 砂町工場(東京都)、横浜第一工場、愛知工場、相生生産部、呉新宮工場
*エネルギー・プラント事業
: - 横浜第一工場、相生工場
*その他の事業
船舶・海洋製品
船舶・海洋製品については、2002年に分社化したアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドが担当している。
商船・海洋製品
* 超細長双胴船 Ocean Arrow
* 東宝映画『連合艦隊 (映画)|連合艦隊』(1981年8月8日公開)の特撮シーン撮影用・戦艦大和 (戦艦)|大和縮尺1/20モデル(船体はIHIクラフト製で、艦橋や煙突、砲塔やマストなどの上部構造物は東宝美術、ならびに、東宝特殊美術(現:東宝映像美術)で製作。完成は1981年1月20日。水冷ディーゼルエンジン搭載。船体内部に3人が搭乗し、時速6ノットでの自力航行が可能。また、火薬を使用して、46cm3連装主砲の発射シーンの再現も可能 。撮影終了後、東京・お台場の船の科学館の玄関脇に屋外展示されていたが、2004年12月、台風並みに発達した暴風雨により破損し、廃棄処分となった)。
* バルクキャリア
* コンテナ船
*ONE PIECE|ワンピース ゴーイングメリー号 石川島造船化工機製 遊覧船を改修したもの(ニュースリリース)。
艦艇
戦前の大日本帝国海軍|日本海軍への受注は小艦艇が主だった。戦後は輸出向けに建造されたことはないため、納入先は海上自衛隊のみである。
東京石川島造船所(戦前)
明治初期に数隻建造したのみで軍艦建造から離れたが、大正期になり駆逐艦建造で復帰した。
* 軍艦:千代田形丸|千代田形、鳥海 (砲艦)|鳥海 [I]
* 練習艦:石川
* 敷設艦:白鷹 (急設網艦)|白鷹 [II]
* 駆逐艦
樅型駆逐艦|樅型:栂、薄、菫、蓬
若竹型駆逐艦|若竹型:朝顔、夕顔
神風型駆逐艦|神風型:疾風 (駆逐艦)|疾風[II]
睦月型駆逐艦|睦月型:卯月[II]、長月[II]
吹雪型駆逐艦|吹雪型:薄雲[II]、天霧 (駆逐艦)|天霧
播磨造船所(戦前)
* 砲艦:勢多 (砲艦)|勢多、堅田 (砲艦)|堅田
* 敷設艦:沖島 (敷設艦)|沖島 [II]、初鷹 (急設網艦)|初鷹、蒼鷹 (急設網艦)|蒼鷹 [II]、若鷹 (急設網艦)|若鷹
石川島播磨(東京)
*こんごう型護衛艦
ミサイル護衛艦 DDG-176 「ちょうかい」 (4番艦)
*むらさめ型護衛艦
護衛艦 DD-101 「むらさめ」 (1番艦)
護衛艦 DD-106 「さみだれ」 (6番艦)
護衛艦 DD-108 「あけぼの」 (8番艦)
*はるな型護衛艦
ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-142 「ひえい」 (2番艦)
*しらね型護衛艦
ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-143 「しらね」 (1番艦)
ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-144 「くらま」 (2番艦)
*あさぎり型護衛艦
護衛艦 DD-154 「あまぎり」 (4番艦)
護衛艦 DD-158 「うみぎり」 (8番艦)
*はつゆき型護衛艦
護衛艦 DD-125 「さわゆき」 (4番艦)
護衛艦 DD-127 「いそゆき」 (6番艦)
護衛艦 DD-130 「まつゆき」 (9番艦)
*ちくご型護衛艦
護衛艦 DE-216 「あやせ」 (2番艦) 1996年除籍
*やまぎり型練習艦
練習艦 VT-3516 「あさぎり」 (2番艦)
*とわだ型補給艦
補給艦 AOE-423 「ときわ」 (2番艦)
アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(横浜)
*ひゅうが型護衛艦
ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-181 「ひゅうが」 (1番艦) 建造中
*たかなみ型護衛艦
護衛艦 DD-112 「まきなみ」 (3番艦)
護衛艦 DD-114 「すずなみ」 (5番艦)
アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(浦賀)
*むらさめ型護衛艦
護衛艦 DD-103 「ゆうだち」 (3番艦)
*たかなみ型護衛艦
護衛艦 DD-110 「たかなみ」 (1番艦)
*てんりゅう型訓練支援艦
訓練支援艦 ATS-4203 「てんりゅう」 (1番艦)*あすか型試験艦
試験艦 ASE-6102 「あすか」 (1番艦)
官公庁船
* 大型浚渫兼油回収船 「海翔丸」
* 大型浚渫兼油回収船 「白山」
* 巡視船 「はかた」
* 海洋気象観測船 「凌風丸」
* 海洋地球研究船 「みらい」
航空機・宇宙
ジェットエンジン
航空の分野において、IHIはジェットエンジン製造を専業とし、初の国産ターボ・ジェットエンジン「ネ20」は同社の製品である。国内におけるジェットエンジンのシェアは60%を超え、トップである。
国産
* ジェットエンジン#ターボジェットエンジン|ターボジェット
ネ-20|ネ20(初の国産ターボ・ジェットエンジン:橘花 (航空機)|橘花 搭載)東京石川島造船時代に製造。
日本ジェットエンジン J3|J3(初の実用ジェットエンジン)
* J3-3(T-1 (練習機)|T-1B搭載)日本ジェットエンジンによる開発。
* J3-7B(T-1B搭載)
* J3-7C/D(P-2J (航空機)|P-2J搭載)
* ターボファンエンジン|低バイパス比ターボファン
石川島播磨 F3|F3-30/30B(T-4 (練習機)|T-4搭載)
* XF3-400(国産初のアフターバーナー付きターボファンエンジン)
XF5-1(研究機心神 (航空機)|心神 搭載予定)
* ターボファンエンジン|高バイパス比ターボファン
V2500(国際共同開発、エアバスエアバスA319|A319/エアバスA320|A320/エアバスA321|A321、ボーイングボーイング717|MD90搭載)
XF7-10(国産初のスラストリバーサー付きエンジン:P-X (航空機)|次期固定翼哨戒機に搭載)
ライセンス生産
*ジェットエンジン#ターボジェットエンジン|ターボジェット
J47(ゼネラル・エレクトリック|GE社製、F-86 (戦闘機)|F-86F搭載)
J79(GE社製、F-4 (戦闘機)|F-4EJ搭載)* ターボファンエンジン|高バイパス比ターボファン
CF34(GE社製、ボンバルディアCRJ-700/900・エンブラエルERJ170/175/190/195搭載)
ゼネラル・エレクトリック GE90|GE90(GE社製、ボーイングボーイング777|777-200ER/300ER/300LR搭載)* ターボファンエンジン|低バイパス比ターボファン
TF40(ロールス・ロイス・チュルボメカ製、F-1 (支援戦闘機)|F-1/T-2 (練習機)|T-2搭載)
プラット・アンド・ホイットニー F100|F100(プラット・アンド・ホイットニー製、F-15 (戦闘機)|F-15J/DJ搭載)
ゼネラル・エレクトリック F110|F110(GE社製、F-2 (支援戦闘機)|F-2A/B搭載)* ターボプロップエンジン|ターボプロップ
T64(GE社製、P-2J (対潜哨戒機)|P-2J・US-1|US-1A・YS-11|YS-11EA/EB搭載)
T56(ゼネラル・モータース|GM社製、P-3 (航空機)|P-3C・C-130 (輸送機)|C-130H搭載)*ジェットエンジン#ターボシャフトエンジン|ターボシャフト
T58(GE社製、S-61|HSS-2/2A/2B搭載)
T700(GE社製、SH-60 シーホーク|SH-60J/SH-60K (航空機)|K・UH-60 ブラックホーク|UH-60J/JA搭載)
宇宙
宇宙事業は100%子会社のアイ・エイチ・アイ・エアロスペースがその多くを担っている。* H-IIロケット・H-IIAロケット
LE-7Aエンジン用ターボポンプ
LE-5Bエンジン用ターボポンプ
* GXロケット(主契約企業)
機械事業
* 高炉
* 製鋼炉
* 熱処理炉
* 圧延設備
* 製管設備
* 精製仕上設備
* 機械プレス
* 圧縮機
* 送風機
* ポンプ
* 製紙・パルプ機械
* ゴム・プラスチック加工機械
* 蒸気タービン
* 歯車装置
* 汎用圧縮機
* 過給機
* 分離機
* 鋳鍛造品
物流・鉄構事業
* ローダー
* アンローダー
* スタッカー
* リクレーマ
* クライミングクレーン
* 自動倉庫
* 物流システム
* 橋梁
*: ゼネコン等からの発注またはJVを組んでの製造
* 駐車装置
*: タワーパーキング
* 鉄骨
* 水門
* シールド掘進機
*: シールド工法にてトンネルを掘削する機械
* セグメント自動組立
* コンクリート製品
* プレストレストコンクリート製品
* 鉄道車両
* 案内軌条式鉄道車両
* 制震装置/免震床
* 除雪機械
エネルギー・プラント
* 事業用ボイラ
* 産業用ボイラ
* 舶用ボイラ
* 排煙脱硫装置/排煙脱硝装置
* 原子力機器
* 太陽エネルギー利用プラント
* 石炭液化ガス化プラント
* 石油精製プラント
* 石油化学プラント
* 大型風力発電設備
* セメントプラント
* 医薬プラント
* 海水淡水化装置
* LNGタンク/LPGタンク
* 原油タンク
* 水処理装置
* 廃棄物処理装置
* ガスタービン/ガスエンジン
その他
* ディーゼルエンジン
* 土木・建設機械
* 農業用機械


